弔辞

お焼香の仕方を正しく理解するにはどうしたらいいですか?

お焼香は仏式葬儀においては必ず行われます。
ただしその宗派によってやり方が違うのです。
持ち上げて額までもっていく場合もあれば、そのまま隣に移すだけもあり、1回の場合もあれば2回の場合もあります。

まず自分が参列する葬儀の宗派が分かる場合はその宗派のお焼香の仕方を正しく覚えて出かけましょう。
分からない場合はお焼香は親族からあげますので、親族のしぐさを真似るようにしましょう。
一通りの仏式葬儀におけるお焼香の仕方を覚えておいて、宗派を特定し、その作法を覚えるというのが理想的です。

それが難しいのならば、せめて自分の実家の宗派や結婚相手の実家の宗派だけでも覚えてマナーやお焼香の仕方、その地域特有のすることなどは教えてもらって覚えておかなければなりません。
何といっても実家で行われる場合は、間違いなく親族になってしまい、自分が手本となる立場になってしまうからです。
自分が間違えたばかりに後に続く人が皆、同じ間違いをしてしまったら故人に申し訳ありません。
すべての宗派を覚えるのが難しいのならば、2つに絞って完璧に覚えるようにしましょう。

また本やインターネットの情報で覚えるのもいいですが、家によっては細かな違いがある場合があります。
まず両親に聞いて少しでもあやふやならば、祖父母から教わった方がいいかもしれません。
しっかりとした家に基づくマナーの知識を持っているのは祖父母の世代になるからです。

昔は嫁入り、婿養子は当たり前でしたが、今では離れて暮らす核家族です。
それがだいたい親世代にあたり、知識の継承がされていないことがあります。
家族間で家における知識の継承はその家の歴史で、代々受け継いでいったものといってもいいでしょう。

時代は変わったといっても菩提寺がある葬儀の形は、何かの宗教に目覚めない限り変わりません。
自分たちの世代で途切れさせないように受け継いで、また新たな世代に受け継がせていくようにしましょう。

このページの先頭へ