弔辞

派手な化粧や立ち振る舞いは特に注意する必要があるのはどうして?

通夜やお葬式は故人との最期の別れの場所です。
遺族や親しい人は悲しみにくれながらも気丈に振る舞っているという時にあまりにも煌びやかに参拝すれば、悪い意味で目立つのは当然のことです。
また大声で話したり、笑ったりなど遺族の神経を逆なでするようなことはやめましょう。

普段ならばどんな化粧をしていても構いません。
故人と会っていた時のメイクの何処が悪いのかと考えるのかもしれませんが、アイシャドウや口紅の色のランクを暗めにするだけでもずいぶん違います。

また葬儀なのです。
泣かないわけはありません。
濃い目は化粧が涙によって流れることを考えると、軽いメイクにした方がいいでしょう。

さらに絶対にしておかなければならないのは携帯やスマートフォンをマナーモードにすることです。
葬儀中に鳴ることだけでも大迷惑になるというのに、これで電話にでたらとんでもないことです。

通夜や葬式のマナーは黒の喪服で、アクセサリーは光物は絶対に着けないことであり、また大声で話したり笑ったりすることなどもマナーになっていません。
むしろ何故そんな状態になれるのかと常識を疑われるでしょう。

「派手好きで暗いことが嫌いだったから盛り上げたかった」という本当に大人なのかというような答えを返す人がいますが、でしたら個人で行ってください。
通夜やお葬式の喪主は個人の一番身近な人物であり、その式を懸命に務めていらっしゃるのです。
大人の常識を求められる場所であり、子供が大きな声をだしたら親がいさめるのが当然の場所でもあります。

葬儀のマナーなどのしきたりは故人を偲ぶ気持ちと遺族の気持ちを考えたら自然と改まるものではないでしょうか。
マナーなど知らないなどと甘えていられるのは子供や少なくとも未成年までです。
特に社会人となっているのならば、現実としっかりと向き合って、故人を思いましょう。

現実逃避をせずに最期に会える故人との機会を無駄にしないように、きちんと最期のお別れを言うために赴きましょう。

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